象印マホービン元副社長ら2人を殺害したとして1審死刑判決の西口宗宏被告(55)控訴審も死刑判決(大阪府堺市)

身勝手で人命を軽視している

明確な殺意があり医師の診断などから完全に責任能力が認められる

象印マホービン元副社長ら2人を殺害したとして1審死刑判決の西口宗宏被告(55)、控訴審も死刑判決

象印マホービン元副社長ら2人を殺害したとして1審死刑判決の西口宗宏被告(55)、控訴審も死刑判決

 象印マホービンの元副社長ら2人を殺害するなどした罪で死刑判決を受けた男の控訴審判決で、大阪高裁は1審に続き死刑を言い渡しました。

 西口宗宏被告(55)は2011年、堺市で象印マホービンの元副社長・尾崎宗秀さん(当時84)と主婦の田村武子さん(当時67)を殺害し金を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われ、1審の大阪地裁堺支部で死刑判決を受けました。

 西口被告は控訴し、弁護側は「脳に障害があり、犯行時に心神耗弱だった可能性がある」として無期懲役にとどまると主張しました。

 判決で大阪高裁の後藤眞理子裁判長は「明確な殺意があり、医師の診断などから完全に責任能力が認められる」と指摘。その上で「身勝手で人命を軽視している」として、1審に続き西口被告に死刑を言い渡しました。

 弁護側は上告する方針です。

(関西テレビ 2016年9月14日

西口宗宏被告の生い立ちは?被害者の尾崎宗秀さんとの関係は?

 急展開がつづいている象印マホービン元副社長の尾崎宗秀さん(享年84)殺害事件。

 西口容疑者は、尾崎さんとは40年来の付き合いで、少年時代から母親と2人で尾崎さんの向かいに住んでいた。

「母子家庭だった西口のことを、尾崎さんは僕、僕と呼んでとてもかわいがっていた。尾崎さんには子どもがいなかったから、息子同然におもっていたのかもしれん。家族ぐるみで仲がよかった」と語るのは、尾崎さんと交流があった自治会長の森昌弘さん。

 当時の西口容疑者について取材したところ、聞こえてきたのは「人懐っこくてかわいらしい」という印象だ。

 彼の母が亡くなったあと、西口容疑者は3千600万円の保険をかけた自宅を放火したとして04年に逮捕されている。

そんな彼の事を最後まで信じ続けた人がいる。それは、他ならぬ尾崎宗秀さんだった。

 自治会長の森昌弘さんはこう語る。「放火犯として疑われていたころ、彼のことを尾崎さんは『西口がそんなことするはずがない。彼は無実や』とかばっていました。それだけに、彼が逮捕されたときの落胆ぶりは察するに余りあります」

 12月1日に尾崎さんは変わり果てた姿で発見された。自宅には、争った形跡はなかったという。

 森さんが続ける。「普通、西口みたいな放火犯が戻ってきたら、家には入れない。でも、もし西口が『心を入れ替えます!』と頭を地につけるくらい謝っていたとしたら……。昔のことを思い出すあまり、”親心”で家に招き入れてしまうこともあったのかもしれません。その挙げ句の犯行だとしたら、尾崎さんはさぞかし無念の気持ちを持っていたでしょう」

(女性自身 2011年12月14日

主婦の田村武子さんの殺害と死体遺棄の経緯

 堺市の主婦(67)が行方不明になった事件で、主婦殺害を認めた無職、西口宗宏容疑者(50)=窃盗容疑で逮捕=が「裕福そうな女性を狙った」と供述していることが17日、捜査関係者への取材で分かった。

 大阪府警南堺署捜査本部は、同容疑者が金品を奪いやすそうな女性を物色していたとみて調べている。

 捜査関係者によると、西口容疑者は11月5日午後6時すぎ、堺市南区のショッピングセンター(SC)で駐車場に向かう主婦を尾行。

 高級外車に乗り込もうとする主婦を車内に押し込み、殴るなどしてキャッシュカードの暗証番号を聞き出した上で殺害したとされる。

 SCでは、その数日前から複数の女性客をつける不審な男が防犯カメラに映っていた。

 男は西口容疑者に酷似し、肩掛けカバンの特徴も同容疑者の所持品と一致。

 捜査本部は、同容疑者がSC内で富裕そうな女性を探し回ったとみている。

 西口容疑者は翌6日、堺市北区の銀行ATMで主婦名義のキャッシュカードで現金5万円を引き出したとして逮捕。

 数十年来の付き合いだった同区の元象印マホービン副社長、尾崎宗秀さん(84)の殺害も認めている。

(日本経済新聞 2011年12月18日)

 堺市南区の主婦、田村武子さん(67)失踪事件で、田村さんの殺害と遺体の遺棄を認めている西口宗宏容疑者(50)=窃盗容疑で逮捕=が、「遺体をドラム缶に入れ、固形燃料を使って焼いた」と供述していることが17日、捜査関係者への取材で分かった。

 大阪府警捜査1課は、西口容疑者が遺体を見つかりにくくするため、入念に準備してから焼いたとみている。

 捜査関係者によると、西口容疑者は11月5日、堺市南区のショッピングセンター駐車場で、自分の車に乗り込もうとしていた田村さんを車内に押し込んで連れ去り、暴行するなどして殺害。

 その日のうちに遺体を大阪府河内長野市の山中に遺棄したことを認めている。

 さらに、西口容疑者は「後日、遺棄現場に戻り、遺体をドラム缶に入れ、固形燃料を使って燃やした」などと供述したという。

 捜査1課が供述に基づいて山中を捜索したところ、焼けたような跡がある骨片を多数発見。さらに、近くからは焦げたドラム缶が見つかった。

 捜査1課は、遺体を確実に焼くために固形燃料などを準備したとみて、入手先を調べるなど裏付けを進めている。

(産経新聞 2011年12月17日)

西口宗宏被告は資産家の息子で遺産を3年で使い切っていた

 象印マホービン元副社長・尾崎宗秀さん(享年84)殺害事件が急展開を迎えている。11月に行方不明となった歯科医の妻・田村武子さん(67)のキャッシュカードを使用していたとして逮捕された西口宗宏容疑者(50)が、尾崎さん事件との関連を疑われているのだ。

 西口容疑者は少年時代から母と2人で尾崎さん宅の向かいに住み、尾崎さんとは40年来の付き合い。

 子どもがいない尾崎さんは、彼を息子同然に可愛がっていたという。

 温厚な母のもと、裕福な家庭に育った西口容疑者。当時の西口家について、近所の住民はこう話す。

「お母さんは文化住宅を持っていたりして家賃収入があって、働かんと家にずっといるようやった。家も100坪くらいの土地があり、株でもけっこう稼いでいたみたい」

 西口容疑者は地元の高校を卒業し、建設関係の会社で働き始める。その後、30代で独立するも失敗。

 多額の借金を抱えていたようだが、無職にもかかわらず、5万円以上するブランド服を娘に着せるなど、浪費癖が目立っていた。

「’99年にお母さんが亡くなって遺産をもらったみたい。本人が『遺産は7千万円の預金と不動産や』と言っていたそうや。その前後からあの子の表情が険しくなっていった。目がつりあがったような顔になっていって、生活はぐんと派手になった」(前出・近所の住民)

 だが、それも3年足らずで使い切ってしまったという。その後、3千600万円の保険をかけた自宅を放火したとして04年に逮捕された西口容疑者。

 仮釈放されたのは今年8月。尾崎さんが発見される前日、彼が書きこんだと思われるサイトにはこんな記載があった。

《今日も根性出んかった。明日こそは絶対! 確実に!!》

(女性自身 2011年12月14日

象印マホービンの元副社長・尾崎宗秀さんとは?

 12月1日、大阪府堺市の自宅で倒れているところを発見された象印マホービン元副社長の尾崎宗秀さん。

 ラップのようなもので顔を覆われ、手足は縛られていた彼は病院に運ばれるも、間もなく死亡。享年84、死因は窒息による酸素欠乏だった。

 なぜ彼は事件に巻き込まれてたのか。30年来の付き合いのあった、自治会会長の森昌弘さんが語った――。

 東大を卒業後、旧三和銀行に入社。その後、象印マホービンに迎え入れられ、副社長になった尾崎さん。

 エリート街道を歩んできた彼の資産は莫大なものになっていたという。

「賃貸マンションなどの不動産をいくつも所有していましたし、自宅には重要無形文化財の結城紬や有価証券、掛軸や絵や宝石までお持ちでした。あれだけのものを持っていて、20億や30億ではすまんでしょう。全部合わせると、100億円はくだらなかったと思います」

 発見された自宅も地元では有名な豪邸だった。2階建てで16部屋はあるというその家に、尾崎さんは一人で住んでいた。

「3年ほど前に奥さんが脳内出血を起こし、認知症の症状も出始めたんです。それで尾崎さんは奥さんを介護老人ホームに入所させることにしたそうです。お子さんはいらっしゃらいませんでした」

 自宅から30~40分ほどの距離にあった妻の老人介護施設に、尾崎さんは週に何度も通っていたという。

 夫人を見舞ったことがあるという、森さんの奥さんはこう語る。

「ご主人は奥さんに近況を事細かに話されていましたね。奥さんは楽しそうに聞いていました。ある日、奥さんが楽しそうにしているので、『どうしたんですか?』と聞いてみたんです。すると、『今日、主人が来てくれる日なのよ』と笑顔で答えていました」

 豪邸でひとり暮らしながらも、亡くなる前日も奥さんを見舞っていたという尾崎さん。夫がいなくなってしまった今、ひとり残された夫人は何を思うのだろうか――。

(女性自身 2011年12月7日

西口宗宏被告の裁判員裁判初公判

 平成23年に堺市で象印マホービン元副社長と主婦を相次いで殺害したなどとして、強盗殺人罪などに問われた無職、西口宗宏被告(52)の裁判員裁判初公判が12日、大阪地裁堺支部(森浩史裁判長)で開かれ、検察側が冒頭陳述で、西口被告が以前に放火事件で服役中、「金持ちの人を襲う」という大まかな犯罪計画を立てていたと指摘した。

 検察側はさらに、仮釈放後に同居していた内妻や、保護観察官に「仕事を始めた。多額の現金を用意できる」と嘘を重ね、「嘘がばれると内妻に見放され、刑務所に戻る羽目になる」と考え、計画を実行したと動機も明らかにした。

 一方、弁護側も冒頭陳述を行い、「死刑は避け、刑務所で反省の日々を送らせるべきだ」と主張し、死刑執行経験のある元刑務官らの証人尋問を通じ死刑回避を求める方針。公判は9回開かれ、26日に結審後、判決が言い渡される予定。

 西口被告は黒っぽいスーツ姿。やつれた様子で表情はうつろで、初公判で起訴内容を認めたが、遺族が座る傍聴席には目を向けようとしなかった。

 西口被告は「事実に間違いありません」と起訴内容を認めた。争点は量刑に絞られ、検察側は死刑を求刑するとみられる。

 起訴状によると、西口被告は23年11月5日、堺市南区の駐車場で同区の主婦、田村武子さん=当時(67)=を車内に押し込み、現金約30万円などを強奪。食品包装用のラップを田村さんの顔に巻いて窒息死させた上、大阪府河内長野市の山中で田村さんの遺体を焼き、骨片などを遺棄したとされる。さらに同年12月1日、知人で堺市北区の象印マホービン元副社長、尾崎宗秀(そうしゅう)さん=当時(84)=宅に侵入。現金約80万円やクレジットカードを奪い、尾崎さんの顔にラップを巻いて窒息死させたなどとされる。

(産経WEST 2014年2月12日)

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