【北海道砂川市5人死傷事故】永桶弘一さん一家で唯一生き残った次女(孫)の光さんに家族の死を告げた

「切なく悲しい気持ちがますます強くなってくる」

この記事の続報あります。判決が出ました。
>>【北海道砂川市5人死傷事故】谷越隆司被告(28)古味竜一被告(28)懲役23年の判決、全国でも異例の「危険運転の共謀」が成立

「パパもママもお姉ちゃん、お兄ちゃんも光のことを見守っていてください、とお願いしたの」

【北海道砂川市5人死傷事故】永桶弘一さん一家で唯一生き残った次女(孫)の光さんに家族の死を告げた

【北海道砂川市5人死傷事故】永桶弘一さん一家で唯一生き残った次女(孫)の光さんに家族の死を告げた

 砂川市の国道で飲酒運転とされる乗用車が軽ワゴン車に衝突し、歌志内市の会社員永桶弘一(ながおけこういち)さん=当時(44)=ら一家5人が死傷した 事故から6日で1年が過ぎ、弘一さんの父弘(ひろし)さん(73)=歌志内市=が7日、コメントを発表し、「切なく悲しい気持ちがますます強くなってくる」と無念の心境を明らかにした。事故で一時重体となったものの、一家で唯一生き残った、弘一さんの次女光さん(13)には、4月に家族4人の死を知らせ たという。

 コメントは、札幌の弁護士を通じて発表した。光さんは現在、札幌市内の病院の交通事故専門病棟で治療とリハビリを続けている。

 弘さんによると、光さんに家族の死を告げた際、大きな動揺は見せず、じっと聞き入っていたという。

 5月6日の月命日に弘さんの自宅で、4人の遺影と遺骨と対面した際は、涙一つ見せずにじっとたたずみ、何かを訴えている様子だったという。光さんは後 日、「パパもママもお姉ちゃん、お兄ちゃんも光のことを見守っていてください、とお願いしたの」と話した。事故前の記憶は相当回複している様子だが、事故 のことを口にすることはないという。

 砂川市の一家5人死傷事故の遺族永桶(ながおけ)弘さん(73)=歌志内市=が7日発表したコメントの全文は次の通り。

 昨年の6月6日に起きた出来事は、青天の霹靂(へきれき)というか、何が起きたのか、すぐには理解できないものでした。

 子供と孫の4人の命が一瞬にして奪われ、また、孫の1人が大けがを負って病院に運ばれるという想像もできないような事態で、その後は、悲しみにくれる間もなく、葬儀の執行、事故後の処理、住居の後片付け、各方面の手続き等に忙殺される日々でした。

 この間、関係各所にはご尽力いただき、また、多くの皆さまのご助言や励ましを頂きながら、亡子供たちの供養を続け、ひとり残された孫の光の回復に全精力を注いでまいりました。

 担当の医師から、父母きょうだいが亡くなったことを本人にしっかり知らせるべきとのアドバイスもあり、本年4月に意を決して話しましたところ、本人はうすうす分かっていたようで、大きな動揺は見せず、じっと聞き入っておりました。

 本年5月6日の月命日の日に病院から外出許可をもらい、光に、歌志内の私の家に安置してある、父母きょうだいの遺影、遺骨と対面させました。じっと遺影の前にたたずみ、涙一つ見せず、何かを訴えているようでした。

 後日、本人に聞くと、「パパもママもお姉ちゃん、お兄ちゃんも光のことを見守っていてください、とお願いしたの」と言ったのです。本当に、芯の強い子だと感心させられつつ、安堵(あんど)の思いでありました。

 この子が、成人するまでは、立派に育てなければと強く心に誓っているところであります。

 本年6月5日、子供たちの一周忌法要を営み、気持ち的には一区切りついた感はありますが、これから子供たちのいない毎日を過ごさなければならないと考えると、切なく悲しい気持ちがますます強くなってきます。好きだった山菜採りや魚釣りにも、もう家族で一緒に行くこともできなくなりました。

 彼らの刑事裁判が始まっていませんので、具体的なコメントは差し控えたいと思いますが、もうこうなってしまった今、どう言っても、奪われた子供たち4人の命は戻ってきませんし、光のけがが癒えるわけでもありません。怒りの気持ちは治まりませんが、被告人たちには一日も早く刑に服し、二度と車は運転しないでほしいという思いです。

<光さんの現在の様子や体調について>

 事故当時は、砂川の病院の集中治療室におりましたが、その後札幌の病院の交通事故専門病棟に転院し、治療とリハビリを続けております。骨折した右足は、今後障害が残る可能性がありますが、日常生活はできる程度には回復しております。

 一方、事故による脳の傷病については、その回復や後遺障害の程度を見定めるためには、まだしばらく経過を観察する必要があるようです。事故前の記憶は相当回復している様子ですが、事故のことは覚えていないのか、思い出したくないのか、その時のことは口にしません。

 今後は、学習と療養ができる施設に移り、生活していく予定ですので、あたたかい目で見守ってほしいというのが私たちの希望であります。

<社会に伝えたいこと>

 このような事故があると必ず言われる言葉ですが、二度とこのような悲惨な事故は起こさないでほしい。マスメディアをはじめ社会には、飲酒運転、無謀運転を根絶するために、地道に啓蒙(けいもう)活動を続けていただきたいと願っております。

砂川市の一家5人死傷

 起訴状などによると、2015年6月6日午後10時34分ごろ、砂川市の国道交差点で、飲酒運転とされる乗用車が永桶弘一さんの軽ワゴン車に衝突。

 後続のRVが、衝突によって軽ワゴン車から放り出された永桶さんの長男をはね、約1・5キロ引きずってそのまま逃走した。

 この事故で永桶さんと妻、長女、長男 の4人が死亡、次女が重体となった。乗用車を運転していた空知管内上砂川町の谷越隆司(たにこし・りゅうじ)

被告(28)と、RVを運転していた同町の古味(こみ)竜一被告(27)は共謀の上、赤信号を無視して猛スピードで交差点に進入し5人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪で起訴された。

(北海道新聞 2016年6月8日)

この記事の続報あります。判決が出ました。
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北海道砂川市5人死傷事故の谷越隆司被告と古味竜一被告とは?

事故を起こした、谷越隆司被告と、古味竜一被告は、飲酒運転で暴走運転をするのは初めてではなく、日常的だったという情報があります。

この日は、両被告は、居酒屋とスナックで19時(谷越隆司被告)20時半(古味竜一被告)から22時頃まで酒を飲んでいたようです。

飲酒後、いつものように二人は公道をレース場のようにして競い合いながら100キロ以上の速度で暴走し、国道12号を滝川方向に走っていました。この道はやや上り坂だったため、両被告がさらに加速をさせたのではないかとみられています。防犯カメラの解析では150キロ出ていたのでないかとも報道されていました。

そして、事故のあった交差点が赤信号であるのにもかかわらず突っ込み、左から青信号で進入してきた永桶弘一さん一家の軽ワゴン車に追突したのです。この衝突の衝撃で軽ワゴン車は回転しながら道路中央の街路灯にさらに衝突し、横転しながら停止しました。

最初は、谷越隆司被告の車が追突しました。そしてこの事故で車外に放り出された長男を古味竜一被告の車が轢き、約1・5キロ引きずりながら逃走しました。

これらの事実に対し、当初、谷越隆司被告は、交差点の信号は青だった、100キロ出していないと言っていました。しかし、防犯カメラの解析や目撃情報でそれらはウソであることが判明しました。

また、谷越隆司被告は、一人親方で羽振りが良く、事故当時はアルマーニのスーツで30万円の財布を持ち、友達にもおごっていたようです。事故に遭った車もBMWでした。しかし事故により炎上してしまいました。

古味竜一被告は、そんな谷越隆司被告とは小さいころから家族のような付き合いで、古味被告は兄のように谷越隆司被告を慕っていたようです。古味被告の車はシボレーで、車検もなく、自賠責保険にも加入していませんでした。この事故の前にも事故をしており、「これまで何度も飲酒運転で警察に追いかけられたが逃げてきた」と吹聴していたようです。

両被告の裁判は今年の秋に行われる予定ですので、その経緯を記録していきたいと思っています。

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