女子中学生を刃物で何度も刺した勝田州彦被告、懲役12年。少女を殴る前科があった(兵庫県姫路市)

少女の腹部を刺したいという身勝手な動機

腹部をナイフで執拗(しつよう)に狙った犯行態様も悪質

女子中学生を刃物で何度も刺した勝田州彦被告、懲役12年。少女を殴る前科があった(兵庫県姫路市)

女子中学生を刃物で何度も刺した勝田州彦被告、懲役12年。少女を殴る前科があった(兵庫県姫路市)

 兵庫県姫路市で昨年5月、女子中学生を刃物で何度も刺して重傷を負わせたとして殺人未遂罪に問われた無職、勝田州彦(くにひこ)被告(37)の裁判員裁判の判決公判が18日、神戸地裁姫路支部で開かれた。

 木山暢郎裁判長は「少女の腹部を刺したいという身勝手な動機で、少女に死を覚悟するほどの恐怖を味わわせた」などとして懲役12年(求刑懲役15年)の実刑判決を言い渡した。

 木山裁判長は判決理由で「防犯カメラを避けるために服装を変えるなど計画性が高く、腹部をナイフで執拗(しつよう)に狙った犯行態様も悪質」と指弾。

弁護側は公判で「中学時代に受けたいじめなどで少女の腹部を刺したいという特異な性癖が形成されており、考慮すべき」と主張したが、「いじめなどの影響は自傷行為だけにとどまる。少女の腹部を刺したいと思うように なったのは、もっと後のことだ」などと退けた。

 判決によると、勝田被告は昨年5月11日午後4時55分ごろ、同市内の路上を歩いていた当時14歳の中学3年だった女子生徒の腹や胸などをナイフで数回刺し、約1カ月の重傷を負わせた。

(産経WESTニュース 2016年5月19日)

少女の腹部を刺したいという身勝手な動機で、少女に死を覚悟するほどの恐怖を味わわせたと裁判長は述べていましたが、現行の法律では、懲役12年がやっとなのでしょうか。個人的には無期懲役でもいいのではないかと思います。

12年で出所したらまだ49歳なので、同じ犯行を繰り返しそうな気がします。子どものいる親御さんは恐怖の毎日を過ごすことになるでしょう。

勝田州彦被告には、10人以上の少女を殴るという前科があった

 兵庫県姫路市内で小学1年の女児(6)の腹部を殴って6か月の重傷を負わせたとして、兵庫県警捜査1課と網干、たつの両署は6日、同県加古川市平岡町新在家、派遣社員 勝田州彦(30)を傷害容疑で逮捕した。 
 捜査関係者によると、勝田州彦は容疑を認めており、調べに対して、「10人ぐらい子どもを殴った」 などと供述しているという。

 発表によると、勝田州彦容疑者は9月19日午後0時25分頃、姫路市網干区興浜の路上で、遊んでいた小学1年の女児の腹を素手で殴り、肝臓から出血させるなどの重傷を負わせた疑い。

 勝田州彦は犯行当時、現場近くのショッピングセンターで警備員をしていた。県警は防犯ビデオなどか ら勝田州彦を割り出した。

 姫路市や同市に隣接するたつの市、太子町では昨年6月頃から下校中などに、女子高校生や小学生の女児が男に素手で腹を殴られる事件が相次いでおり、県警は勝田州彦との関連を調べる。

(読売新聞 2009年12月7日)

この逮捕されるまでの詳細な記録を産経新聞がまとめていました

 兵庫県姫路市で小学1年の女児の腹を殴って重傷を負わせた男が傷害容疑で兵庫県警に逮捕、起訴された。 県警の調べに対して、男は「女の子の痛がる顔を見ると性的に興奮する」などと供述したとされる。

 姫路市や隣接する太子町では昨年9月以降、女児が殴られる事件が十数件発生しており、幼い子供を狙った悪質な犯行に地域住民は不安を募らせていた。

 身勝手で卑劣な犯行に周辺住民の怒りは収まることはない。
 
■白昼、突然の犯行

 姫路市網干区興浜の閑静な住宅街。

 捜査関係者によると、昨年9月19日、午後0時半ごろ、小学1年の女児(6)は自宅前で友達と虫取りをして遊んでいた。

 その日朝から自転車で女の子を物色していた男は、女児が1人になったときを見計らって突然腕をつかんだ。

 いやがる女児に対し、男は強引に腕をつかんで人気のない道に引きずっていった。

 男は手をふりほどいて逃げる女児を約50メートル追いかけ、腹部を素手で2発殴り、自転車で逃走した。

 自宅に帰った女児は、母親に「おなかを殴られた」と泣きながら訴えた。

 顔も唇も青ざめていたため、母親はすぐに救急車を呼んだ。女児は、肝臓から出血する重傷を負い、約2週間入院。

 その後も通院を続け、激しい運動もできずに体育の授業は見学、自転車に乗ることも控え気味という。

 母親は「ずっと落ち着かない状態が続いた。男の子がパンチする様子を見ると泣き出していた」と打ち明ける。

 昨年10月6日には、この現場から北約5キロの太子町矢田部の路上で、近くの小学3年の女児が後ろから歩いて近づいてきた男に素手で腹を殴られる事件が発生。

 同14日には、同町糸井の路上で小学4年の女児が、前から来た男にすれ違いざまに棒のようなもので腹を突かれる事件が起きた。

 
■周辺住民の怒りと不安

 女児ばかりを狙った悪質な犯行に、周辺住民は怒りと不安を募らせた。

 小1女児が通っている小学校では集団下校が行われ、担任が自宅付近まで送っていくなどの対策を続けた。

 地域住民も動いた。

 市立網干中学校のPTA会長で同校区地域愛護育成会会長の早水秀隆さんは周辺の小、中、高校の教員や保護者と協力し、事件が発生した場合に備えた連絡網を作成。

 最初に事件が起こった9月19日が土曜だったため、状況が学校や地域に伝わりにくく臨時連絡網の必要性を感じたからだという。

 連絡網によって不審者が発生した場合、警察から各校長やPTA会長、自治会長らに速やかに情報が伝わるようになった。

 早水さんは「幼い子供が重傷を負い、ただごとでは ないと思った。事件が解決するまで、自分たちも動かなければいけないと思った」と振り返る。

 捜査に当たった県警網干署は不審者の情報があるたびに捜査員を動員し、犯人逮捕に全力を挙げた。

 網干署と太子町を管轄するたつの署、姫路市や太子町の自治体などとともに対策会議を開催。

 児童らの見守り活動の強化とともに、犯人逮捕につながる情報の提供を呼びかけた。

 目撃情報などから1人の男が捜査線に浮上したのは昨年10月中旬。

 同県加古川市平岡町、無職、勝田州彦(くにひこ)被告(31)だった。

 目撃情報と容姿などが酷似しているうえ、現場近くの姫路市内のショッピングセンターに現金輸送車の警備員として出入りしていた経験があり、周辺の土地カンもあった。

 
■自宅からSMのアニメビデオ

 「絶対に逮捕する」と、県警捜査1課の捜査員や網干署員、たつの署員は連日、勝田被告の行動確認を続けた。

 勝田被告の犯行でほぼ間違いないとみていたが、有力な証拠がなく、約1カ月経過しても逮捕できずにいた。

 周辺住民の不安の声は日増しに強まっており「事件の発生待ちになってもいけない」と、任意で事情を聴くことを決めた。

 昨年12月6日午前7時半、勝田被告の自宅に捜査員が出向いた。

 
「女児が殴られている事件がある。任意で 事情を聴かせてくれ」という捜査員の要請に勝田被告はあっさりと応じた。

 その後、調べに対して「間違いありません。自分がやりました」と、素直に容疑を認めたため、網干署などが傷害容疑で逮捕した。

 逮捕を受け、周辺住民は安堵(あんど)したものの、怒りは収まらなかった。

 小1女児の母親は「どうしてこんなひどいことができるのか考えられない。本当に許せない」と憤った。

 動機について、勝田被告は「女の子が痛がる顔が見たかった。痛がる
 顔を見ると、性的興奮が得られる」などと供述し、自宅からは女児が登場するSMのアニメビデオなどが見つかったとされる。

 父親は警察官OBで、母親も元警察職員だったという勝田被告。

 専門学校で英語を勉強した後、米国に短期留学したこともあったという。

 PTA会長の早水さんは「ずっと緊張していたのでひと安心したが、いつ同じような事件がまた起きるか分からない。今回の事件の教訓を生かして対策は続けたい」と強調している。

(産経新聞 2010年1月16日(高瀬真由子)

神戸地裁姫路支部で懲役4年(求刑懲役6年)が言い渡されました

 兵庫県姫路市などで女児らが腹を相次いで殴られた事件で、傷害罪などに問われた無職、勝田州彦被告(31)の判決公判が30日、神戸地裁姫路支部で開かれた。

 五十嵐常之裁判官は「動機、犯行態様とも酌量の余地がない自己中心的な犯行。被害者の被害感情も強い」として懲役4年(求刑懲役6年)を言い渡した。

判決によると、勝田被告は平成21年7月から10月にかけて、姫路市や三木市などの路上で女児ら計5人に対し、腹を殴るなどの暴行を加え重傷を負わせるなどした。

(産経新聞 2010年3月30日)

以前に事件を起こした姫路市近辺でまた事件を起こしています。実家が兵庫県加古川市平岡町新在家だったようですが、出所して同じ場所に戻ってきていたのでしょうか。

過去の犯行では、事件のあった地域の方々が一致団結して子供たちを守りながら、逮捕までつながったというのに、懲役4年で出所してしまった勝田被告。

結局、4年後出所してすぐに同じ姫路市で犯行に至るわけですが、今度は殴るよりひどい、刃物で刺すという行為にエスカレートしています。

また、防犯カメラを避けるために服装を変えるなど計画性が高く、腹部をナイフで執拗(しつよう)に狙った犯行態様など、明らかに犯行が巧妙になってきています。

おそらく、12年の刑の間も出所したらどのような犯行をしてみようかなど考えつづけるようになり、12年後出所したら、さらに巧妙でもっと残酷な犯行をしそうに思えます。

12年後、この記事が残っていたら、子供のいる親御さんが気を付けるよう警告になればと思っています。3度目も同じ姫路市近辺で犯行がおこらなければいいのですが。

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