交際相手の浅埜江里さん(当時26)を窒息死させ、森岡まどかさん(当時27)を殺害し九頭竜湖に遺棄した林圭二被告(44)無期懲役の判決(福井県・岐阜県)

死刑の選択が真にやむを得ないとまでは言えない

浅埜さん死亡時の状況を林被告から電話で聞いた証言は信用できる

交際相手の浅埜江里さん(当時26)を窒息死させ、森岡まどかさん(当時27)を殺害し九頭竜湖に遺棄した林圭二被告(44)無期懲役の判決(福井県・岐阜県)

交際相手の浅埜江里さん(当時26)を窒息死させ、森岡まどかさん(当時27)を殺害し九頭竜湖に遺棄した林圭二被告(44)無期懲役の判決(福井県・岐阜県)

 知人女性を殺害して福井県の九頭竜湖に遺棄し、交際女性を窒息死させたなどとして、殺人や傷害致死などの罪に問われた中古車販売業林圭二被告(44)=岐阜県美濃加茂市=の裁判員裁判の判決が2日、名古屋地裁であった。

 景山太郎裁判長は「2人の生命が失われた結果は重大だが、死刑の選択が真にやむを得ないとまでは言えない」として無期懲役(求刑死刑)を言い渡した。

 判決によると、林被告は2009年7月、自宅室内でなげしにつなげた鎖を、交際相手で同居していた浅埜江里さん=当時(26)=の首に巻いて立つように命じ、姿勢を維持できず鎖で首が絞まった浅埜さんを窒息死させた。

 11年11月には、愛知県犬山市の駐車場で飲食店員森岡まどかさん=当時(27)=の首を手で絞めて殺害。遺体を冷凍庫に入れ九頭竜湖に投げ捨てた。

 林被告は浅埜さんへの傷害致死罪を否認したが、判決は森岡さん事件の共犯の男(38)=懲役14年確定=が、浅埜さん死亡時の状況を林被告から電話で聞いたとする証言は信用できると指摘した。

 名古屋地検の早川幸延次席検事の話 上級庁とも協議し適切に対応したい。

(時事通信 2016年11/2

林被告は、浅埜さんを部屋に閉じ込め、首には鎖、排尿はペットボトルにさせていたようです。

 2012年5月、福井県の九頭竜湖で冷凍庫に入った女性の遺体が発見された。愛知県一宮市の飲食店店員、森岡まどかさん(27=当時)だった。

 同年10月26日、店の常連客だった岐阜県美濃加茂市の職業不詳、林圭二被告(42=当時)と、同県富加町、トラック運転手、渡辺智由容疑者(36=当時)が死体遺棄の疑いで逮捕される。

 ふたりは当初「まったく知らない」などと否認していたが、ほどなくして殺人でも再逮捕される。

 しかしふたりが犯していた悪行はこれだけではなかった。森岡さん事件を認めた渡辺被告が「別の女性の遺体も捨てた」と供述したのである。

 これをうけて愛知、福井両県警は愛知県犬山市の山中を捜索し、人骨のようなものを発見した。

 DNA型鑑定により骨の主は2009年から行方不明になっていた愛知県小牧市出身の浅埜江里さん(26=当時)と判明し、林被告は浅埜さんに対する傷害致死でも逮捕、起訴された。

 渡辺被告と林被告については今後、裁判員裁判が開かれる見通しだ。これに先立ち、渡辺被告の窃盗罪と詐欺罪について、裁判官だけで審理が行われることになった。

 裁判員制度施行後は、こうした流れはたまにある。ひとりの被告人がAとBという全然別の事件に問われているとき、またBが裁判員裁判対象の罪ではない場合、さきにBだけウチらでやっちゃいましょう、という、ざっくり言うとそんな感じだ。

排尿はペットボトル、首には鎖…

 窃盗は、死後の浅埜さんの口座から約474万円のカネを引き出したというもの。

 詐欺は、林被告と共謀し、浅埜さんの知り合いの男性に対して「入院しているからカネが欲しい」と浅埜さんになりすましてメールを送り、85万円を振り込ませたというものである。

 2014年12月16日の初公判に現れた渡辺被告はダークグレーのスーツに白いシャツ。髪はちょっと伸びた坊主頭で、額がM字になっているところが、昔ヤンキーだったのでは……と想像させる。

 この日の冒頭陳述では、浅埜さんと林被告、そして渡辺被告の関係、また林被告が浅埜さんに対して行った恐ろしい虐待が検察側により明らかにされた。

 検察官「被告人は林とは会社の同僚として知り合い、以後、親しい関係を持ち続けていた。
2004年、林は浅埜さんと交際を始めるが『浮気をした』と責め立て暴力を振るい賠償金という名目で金を取るなどしていた。
浅埜さんを風俗で働かせ、本件詐欺の被害者Aが浅埜さんに好意を抱いていると知ると、金を無心させて振り込み送金させ、自分のものにしていた。
その後林は浅埜さんを部屋に閉じ込めライブチャットで金を稼がせ、暴力を振るっていた。
浅埜さんの死後も林は浅埜さんになりすましAと連絡を取り続け、Aは送金を続けた」

 浅埜さんと林被告が交際を始めたのは、林被告と渡辺被告が勤めていた会社を一緒に辞めた年である。また詐欺被害者Aさんはなんと2006年以降、浅埜さんと会っていないのに金を振り込み続けたともいわれていた……。

 かつて気の合う仲間だった林・渡辺両被告。いまは自らの立場を有利にするためのコマにすぎないとばかりに、渡辺被告の弁護人は、林被告の“猟奇的”っぷりを検察官よりもアピールしまくった。

 裁判員裁判ではないが、裁判員裁判でよく弁護人がやるように、張り切って証言台の前に立ち、熱弁を振るう。

 弁護人「林さんは浅埜さんを風俗で働かせていました! 林さんはこれについて『江里は軽い女。タダで男とヤるくらいだったら風俗で稼がせた方がいい』と言っていたといいます。
また気に入らないことがあると長時間浅埜さんを責め『1億払います、1兆払います』と言わせていたのを見たことがあります。
説教は10時間ほど続き、林さんはすごい怒鳴り声を出し、ときにはり倒したりしていました。
渡辺さんはそれに圧倒されて黙って見ているしかありませんでした……!」

 弁護人によれば、林被告による浅埜さんへの暴行はさらに酷くなっていったそうだ。部屋に閉じ込められライブチャットをさせられていた時期についてはこう語る。

弁護人「浅埜さんは林さんの許しを得ないとトイレにもいけないため、ペットボトルに排尿し、ビニール袋に排便をしていました。
最後、林さんはは浅埜さんを部屋に立たせ、鎖を首に繋ぎました。
寝ると鎖の長さが足りず、首が絞まるのです。こうして浅埜さんは2009年7月頃、亡くなりました」

 渡辺被告は事件には関わりたくなかったが、そんな林被告のことを恐ろしいと思っていたため、こうなってしまった……といった主張である。
ちなみにこの日、噂の林被告が証人として出廷した。
しかし「私の事件に関わることなので拒否します」とほとんどの証言を拒否している。

 逮捕当時の林被告の口座には約4000万円もの預金があったというが、このうちいくらが、自分で稼いだ金なのだろうか?

2015年1月11日

死刑求刑の無期懲役判決は「マル特無期事件」とされている?

今回のような、死刑を求刑されての無期懲役の判決の被告の事件は、「マル特無期事件」とも称され、事実上の「終身刑」が下されているとも言われています。

すなわち、このような「マル特無期事件」の受刑者は服役期間が30年をたたないと、仮釈放の申請ができないという情報があるのです。

そして、その仮釈放の申請は検察庁が審査をするのですが、死刑を求刑されるような「凶悪犯」は審査が通らず、刑務所で最期を迎える受刑者が多いそうです。

浅埜さんが監禁され、死に至るまでの過程が非道すぎて、言葉になりません・・・。
結局のところ、交際相手の浅埜さんを奴隷にして貢がせていたのが、死んでしまったので、次のターゲットを探していたのでは??と思わざるを得ませんね。

こういう人は一生刑務所にいてもらって、新たな被害者が出ないようにしてもらいたいです。

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