事件から20年・上智大生の小林順子さんが殺害され口をふさがれていた粘着テープに草と木のかけらが付着していたことが判明(東京都葛飾区)

犯人の男のDNA型などは検出されている

テープにはこれまでの捜査で犬の毛が付着していた

上智大生の小林順子さんが殺害された事件で口をふさがれていた粘着テープに草と木のかけらが付着(東京都葛飾区)

上智大生の小林順子さんが殺害された事件で口をふさがれていた粘着テープに草と木のかけらが付着(東京都葛飾区)

 東京・葛飾区で上智大生の小林順子さんが殺害された事件から9日で20年。

 小林さんが口をふさがれていた粘着テープに草と木のかけらが付着していたことが新たに分かった。

 この事件は1996年9月9日、葛飾区柴又の自宅で上智大学4年生の小林順子さんが殺害された上、放火されたもので、犯人の男のDNA型などは検出されているものの解決には至っていない。

 小林さんは粘着テープで両手を縛られ、口もふさがれていたが、捜査関係者への取材で、口をふさいでいたテープの粘着面に草と木のかけらが付着していたことが分かった。

 かけらはいずれもごく小さく、草は雑草の類いで生息地などの絞り込みは困難だということだが、テープにはこれまでの捜査で犬の毛が付着していたことも分かっており、警視庁はこれらが付着した経緯を調べている。

(日本テレビ系(NNN)2016年 9月8日

上智大生の小林順子さん殺害・放火事件とは?

1996年9月9日の午後4時半ごろに、東京都葛飾区柴又3丁目28-1の民家より火災が発生し、約2時間後に消し止められました。

焼け跡から、上智大学4年生の小林順子さん(当時21歳)の遺体が発見されました。
2日後に海外留学を控えていたため、旅行の準備をしていたさなかでした。

遺体は口と両手を粘着テープでふさがれ、両足はパンティーストッキングで縛られ、首を鋭利な刃物で刺されており、刺し傷は右頸部に集中して計6カ所ありました。

また、2階の両親の寝室で父親の布団の上で横向きに寝かされ、夏用の掛け布団を頭からかぶせられていました、また、布団の左右の端は体の下に挟み込まれていました。

放火により家は全焼しましたが、布団にくるまれていた順子さんの遺体だけはそのまま残っていたそうです。

遺体には着衣の乱れや性的暴行を受けたあとなどはありませんでしたが、かなり抵抗したとみられる傷が手に数か所あり、その上から粘着テープが巻かれていました。

父親が1階居間の戸棚の引き出しに1枚だけ保管していた1万円が無くなっていました。しかし、洋服ダンス内の預金通帳、留学のためのリュックサックにあったトラベラーズチェックや現金など十数万円はそのまま残っていました。

事件の日は、父・賢二さんは福島に出張、長女は仕事で外出していた。午後3時50分になり、母・幸子さんも仕事のために家を出ていました。そのときに順子さんから「こんなに雨が降っていても自転車で出かけるの?」と声をかけられ、これが、家族と交わした最後の会話になりました。

小林順子さんとは?

当時、上智大学外国語学部4年生で「将来、マスコミ関係の仕事をしたい」とアメリカ・シアトル大学へ留学する予定でした。

大学1年生の時から地方の中学生に英語を教えるサークルに所属しており、大学のゼミでは「東南アジアの文化」を専攻していました。

成績はほとんどAで留学の選考試験も上位に入り、第一志望のシアトル大学にストレートで決まっていました。

アメリカに留学中の先輩と3年越しの交際が続いていました。

また、家庭教師の他にも地方放送局でアルバイトをしており、明るい性格で人に嫌われるような女性ではなかったということです。

事件現場の現在は?

現場の民家があった場所は現在、地元の消防団の格納庫が建っています。また、父親の賢二さん(69)が建てた「順子地蔵」と名付けられた地蔵堂が、事件現場にあります。

事件後に公開された犯人につながる情報

2006年9月には、両足の縛り方が「からげ結び」という特殊な方法(造園業では「かがり結び」とも呼ばれます)だったことや、現場に残されたマッチ箱の残留物から家族以外のDNAが発見されたことが公開されました。

2014年9月には、2階に遺体に掛けられていた布団に付着した血液から犯人と思われるDNA型が検出されましたが、このDNA型は、1階で発見されたマッチ箱に付着したDNA型とも一致したことが公開されました。

2009年1月には、犯人が持ち込んで使用した粘着テープに三種類のの毛が付着していたことが公開されました。

上智大生の小林順子さん殺害・放火事件の ”報奨金800万円”

警視庁による正式名称は「柴又三丁目女子大生殺人・放火事件」となっています。

捜査しているものの、いまだ犯人は逮捕されておらず、未解決事件となっています。
そのため、捜査特別報奨金制度(公的懸賞金制度)対象事件となっており、
捜査特別報奨金の上限額300万円、小林順子さん殺人事件の捜査に協力する会による謝礼金、上限額500万円と合わせて、800万円となっています。

犯人を知っている
事件について噂話を聞いた
事件前、事件当日に現場付近で不審な人や車を見かけた
事件発生時間帯ごろ現場付近を通行した

どんな些細なことでも結構ですので情報をお待ちしているとのことです。

警視庁亀有警察署 柴又三丁目女子大生殺人放火事件特別捜査本部
電話:03-3607-9051(直通)
FAX:03-3607-9056(直通)
電話:03-3607-0110(代表)

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