赤羽敬さん、斉藤愛子(姜栄子)さんを殺害した罪で斉藤裕(崔裕)被告、懲役25年の判決、母殺しの理由は、母のウソや借金、飲酒が動機か(京都市左京区)

2人の命を奪った結果は重大

重量のあるハンマーで殴打し、強い殺意に基づく

赤羽敬さん、斉藤愛子(姜栄子)さんを殺害した罪で斉藤裕(崔裕)被告、懲役25年の判決、母殺しの理由は、母のウソや借金、飲酒が動機か(京都市左京区)

赤羽敬さん、斉藤愛子(姜栄子)さんを殺害した罪で斉藤裕(崔裕)被告、懲役25年の判決、母殺しの理由は、母のウソや借金、飲酒が動機か(京都市左京区)

 昨年8月に京都市左京区岩倉の赤羽敬さん=当時(54)=方で、赤羽さんと、内縁の妻斉藤愛子さん=当時(59)=の2人を殺害したとして、殺人罪と死体遺棄罪に問われた斉藤さんの長男斉藤裕被告(31)の裁判員裁判の判決が26日、京都地裁であり、齋藤正人裁判長は懲役25年(求刑同30年)を言い渡した。

 判決によると、斉藤被告は昨年8月3日午前3時ごろ、左京区の資材置き場で赤羽さんの頭などをハンマーで殴って殺害。

 車で同区岩倉幡枝町の自宅駐車場に運んだ後、玄関に母を呼び出し同日午前5時55分ごろ同様に殺害した。

 その後、母の遺体を洗面所に放置し、赤羽さんの遺体をスーツケースに入れて自宅に運び、遺棄した。

 判決理由で、齋藤裁判長は「2人の命を奪った結果は重大。重量のあるハンマーで殴打し、強い殺意に基づく」と指摘。

 2人から長年、理不尽な扱いを受けたことが犯行動機に影響したが、その状況から逃れる他の手段を検討せず犯行に及んだのは「責められるべき」とした。

(京都新聞 2016年9月26日

斉藤裕(崔裕)被告は、母親から多額の借金を負わされながら母に資金を握られるなど理不尽な扱いを受けていたようです・・・。

 昨年8月に京都市左京区岩倉の赤羽敬さん=当時(54)=方で、赤羽さんと、内縁の妻斉藤愛子さん=当時(59)=の2人を殺害したとして、殺人罪と死体遺棄罪に問われた斉藤さんの長男斉藤裕被告(31)の初公判が8日、京都地裁(齋藤正人裁判長)であった。斉藤被告は「私のした行為はその通りです」と大筋で起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、斉藤被告は昨年8月3日午前3時ごろ、左京区の資材置き場で赤羽さんの頭などをハンマーで殴って殺害。車で同区岩倉幡枝町の自宅駐車場に運んだ後、玄関に母を呼び出し同日午前5時55分ごろに同様に殺害した。

 その後、母の遺体を洗面所に移してタオルケットをかぶせて放置し、赤羽さんの遺体はスーツケースに入れて自宅に運び入れて遺棄した、としている。

 冒頭陳述で検察側は、「被告は、同居していた母らがうそをついて借金を繰り返し、飲酒するなどの言動に憤りを募らせ殺害しようと決意した」と指摘した。

 一方で弁護側は、被告は母らに飲食店を開業させられた際、多額の借金を負わされながら母に資金を握られるなど、「被告は母と赤羽さんから支配される関係にあり、抜け出したかった」と主張。

 母への死体遺棄罪に関しては「遺体をシャワーできれいにするなど丁寧に扱っている」ので成立しないと、争う姿勢を示した。

(京都新聞 2016年9月6日)

事件直後の時点では、斉藤裕(崔裕)被告は詳細を語ろうとはしていなかったようです。

 京都市左京区の民家で今年9月、男女2人の遺体が見つかった事件は、殺害された女性の長男が逮捕された。全容解明に向かうと思われたが、京都府警の捜査は思わぬ状態で足踏みをしている。

 容疑者が犯行を認めているのに、なかなか詳細を語ろうとしないのだ。捜査員が取調室で問い詰めても、能面のような表情で「刑事さんに言っても分かってもらえないと思います」とつぶやく容疑者に、捜査員も頭を抱えているという。

 詳しい殺害方法や動機などがまだ判然とせず、いわば〝半落ち〟にも満たない状態。謎に包まれた事件には一体、どんな真相が隠されているのか。

 殺害されたのは、この民家に住む職業不詳、赤羽敬(あかはね・たかし)さん=当時(54)=と内縁の妻で無職の姜(きょう)栄子さん=当時(59)=だった。

身柄確保も…混迷に陥った捜査

 遺体が見つかったのは9月8日。京都府警は4日後の12日、赤羽さんの死体遺棄容疑で、姜さんの長男で無職の崔裕(ひろき)容疑者(30)=韓国籍=を逮捕した。遺体の発見から容疑者の身柄確保までおおむねスムーズに進んできた捜査はここから、混迷に陥ることになる。

 京都市左京区の下鴨署の取調室。取調官が殺害の方法や動機を問うと、崔容疑者は「今は言えません」と口ごもる。厳しく追及しても、なかなか口を開こうとしない。おとなしく、どちらかというと気弱な青年。好きなサッカーやマンガの話に話題を変えると、やっと少しは応じるという程度だという。

 犯行は認めている。が、容疑者が経緯をつまびらかに話す「オチた」状態ではなく、事件の全容はなかなか見えてこない。

 捜査幹部は頭を抱える。

 「自分なりに強いこだわりがあるのだろうか。それともよほど話せない事情を抱えているのか。とにかく理由が分からない」

滞納料金で発覚

 事件が発覚するきっかけとなったのは、駐車料金の滞納だった。

 京都市内の駐車場管理会社の従業員が9月8日午後3時ごろ、コインパーキングにとめられた軽乗用車の滞納分の駐車料金3万600円を徴収しようと、京都市左京区岩倉幡枝(はたえだ)町の赤羽さん宅を訪れた。軽乗用車の名義人が、この民家に住む姜栄子さんだったからだ。

 8月下旬に京都市中京区のコインパーキングに軽乗用車が1週間ほどとめられていたが、駐車料金を支払わないまま、出庫してしまっていた。

 従業員が赤羽さん宅にたどりつくと、窓の内側に大量にハエが発生し、周囲には異臭がたちこめていた。不審に思い110番。駆けつけた京都府警の警察官が赤羽さんと姜さんの遺体を発見した。

 下鴨署捜査本部によると、住宅のリビングルームにはガラス張りのショーケースがあり、そのかたわらにあった閉じかけのスーツケースの中に、赤羽さんの遺体が入っていた。

 遺体はシート状のものにくるまれていた。姜さんは浴場の脱衣場で下着姿で亡くなっていた。上半身の一部は白骨化し、体にはタオルケットがかかっていた。2人とも鈍器で殴られた形跡があった。

 リビングのショーケースには、高級ブランド「ルイ・ヴィトン」のバッグなどが手つかずのまま置かれており、捜査員は当初から強盗目的でなく、怨恨目的の犯行だと想定した。

 赤羽さん方は3人暮らし。赤羽さんと内縁関係にある姜さんのほか、姜さんの長男、崔容疑者が居住。

 2人の遺体が発見された後も崔容疑者と連絡がとれない状態だったことから、捜査本部は崔容疑者が何らかの事情を知っているとみて行方を捜したのだ。

所持金わずか60円

 事態が急展開したのは、遺体発見から3日後の11日夕。京都市南区で、姜さんの軽乗用車に乗り込もうとする崔容疑者を捜査員が見つけた。

 任意同行を求めると「いつか来ると思っていた」と述べた。このとき、所持金はわずか60円だった。自宅を離れている間、ビジネスホテルやインターネットカフェを転々としていたという。

 捜査本部が翌日、赤羽さんの死体遺棄容疑で崔容疑者を逮捕した。

「黙秘します」

 崔容疑者とはどんな人物なのだろうか。

 知人らの話によると、父方の姓を継いだ崔容疑者は長年、姜さんと2人暮らしの母子家庭で生活していた。

 地元の公立中学を卒業後、進学した市内の私立高校を中退。

 生活は困窮していたらしく、修学旅行の実行委員を務めていたにもかかわらず、費用を支払うことができず、そのまま学校を辞めてしまった。

 友人たちは「どちらかというとけんかを止めに入るような優しい性格。2人を殴り殺したなんて信じられない」と口をそろえる。むしろ、母親の方が「きつい性格だった」といい、崔容疑者が成人になってからも叱責される場面もあった。

 一時は結婚して子宝に恵まれ、姜さんも孫を溺愛するという時期があった。だがしばらくして離婚、再び姜さんと暮らすようになった。

 今年6月までは自宅近くで居酒屋を経営。店には同級生や遊び仲間のほか、赤羽さんや姜さんが食べに来ることもあったが、売れ行きはいまひとつだったようだ。

 赤羽さん宅には、高級外車ベンツが止まっていたこともあり、周囲からは裕福と思われることも。実際は家のローン以外に1千万円以上の借金があった。

 ただ、捜査関係者によると、親族などへの聞き込みからも、事件の動機につながるような家庭内の大きなトラブルは確認されなかった。2人が殺害されてしまった以上、真相を知るのは、崔容疑者だけなのかもしれない。

 捜査本部は10月3日、京都市左京区の自宅かその周辺で姜さんをハンマーとみられる鈍器で頭を殴って殺害したとする殺人容疑で、崔容疑者を再逮捕した。

 それでも崔容疑者は「殺したことは認めますが、そのほかのことは黙秘します」と口をつぐんだ。

 また26日には、赤羽さんを左京区の山中で、同じくハンマーとみられる鈍器で殴り殺害したとする殺人容疑で再逮捕されたが、このときも「私が殺したことは認めます」と述べるにとどまっている。

 実の母親を殺害するまでにいたった崔容疑者の心理に何が潜んでいるのか。

 犯罪心理に詳しい新潟青陵大の碓井真史教授(社会心理学)は「子供は一般的に、親に対し複合的なイメージを抱くもの。例えば、うるさいといったネガティブな感情と同時に、自分を愛してくれる存在でもあると分かっている。親を殺害してしまうような事件の場合、悪いイメージばかりがどんどんと膨らんでしまうことが多い」と指摘した上で、こう話した。

 「内縁の夫と一緒にいる母親への複雑な感情もあったかもしれない。本人が自暴自棄になりそうなタイミングで、どうしても許せない言動があったのかもしれない…」

 崔容疑者の心の闇は晴れるのか。

(産経WEST 衝撃事件の核心 2015年10月27日)

「被告は、同居していた母らがうそをついて借金を繰り返し、飲酒するなどの言動に憤りを募らせ殺害しようと決意した」飲食店を開業させられた際、多額の借金を負わされながら母に資金を握られるなど、「被告は母と赤羽さんから支配される関係にあり、抜け出したかった」など、かなり被告は理不尽な扱いを受けていたことから殺害に至ったようですね・・・。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

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