2歳男児を窒息死させたベビーシッターの物袋勇治被告、懲役26年の実刑判決(埼玉県富士見市)

当時2歳と生後9か月の兄弟を預かり、兄を窒息死

弟をミルクを 与えずに放置し、低血糖症にさせた

2歳男児を窒息死させたベビーシッターの物袋勇治被告、懲役26年の実刑判決(埼玉県富士見市)

2歳男児を窒息死させたベビーシッターの物袋勇治被告、懲役26年の実刑判決(埼玉県富士見市)

 2014年、ベビーシッターとして預かった2歳の男の子を窒息死させた罪などに問われている男の裁判で、横浜地裁は懲役26年の実刑判決を言い渡した。

 ベビーシッターの物袋勇治被告(28)は2014年、埼玉県の自宅で、当時2歳と生後9か月の兄弟を預かり、兄を窒息死させた殺人の罪や、弟をミルクを 与えずに放置し、低血糖症にさせた罪などに問われている。さらに、約20人の子どものわいせつな写真を撮影したなどの罪にも問われている。

 20日の判決で横浜地裁は、「兄弟を誘拐し、わいせつ行為に及んだのみならず、最終的に殺害するという犯罪の上に犯罪を重ね、非常に強い非難に値する」と指摘した。そして、「被告は不合理な弁解をして反省の情は乏しい」として、懲役26年の実刑判決を言い渡した。

(日本テレビ系(NNN)2016年 7月20日)

この事件、ベビーシッターが男性というのにも驚きましたが、インターネットで手軽にベビーシッターを依頼できるというのもびっくりな事件でした。さらに物袋勇治被告は殺害だけでなく、複数の幼児に対してわいせつ行為を繰り返していたということで、悪質すぎて何と言ったらいいかわからない事件でした。

この事件のことを、NEWSポストセブンでは詳細に取材しています。

物袋勇治被告の生い立ちと母親との保育の類似性

 埼玉県富士見市で起きたベビーシッター・物袋(もって)勇治容疑者(26才)による2才男児遺棄事件。物袋容疑者はインターネットのベビーシッター紹介サイトで客を募り、複数のニックネームを使い分けて登録、事件の当日も「山本」という偽名を名乗っていた。

 物袋容疑者が富士見市内でベビーシッターを始めたのは昨年11月。家賃8万円、3LDKのマンションの一室を自宅兼保育所として使い始めた。同じマンションの住民は次のように話す。

「あの部屋で保育所をやっていたなんて、全く知りませんでした。看板のようなものも出てませんでしたから…」

 近所に知られることもなく、ひっそりと保育所を営んでいた物袋容疑者だったが、子供を連れて近くの公園を訪れる姿がたびたび目撃されている。

「一緒に遊ぶこともせず、ベンチに座ってたばこを吸いながら、ずっとスマホをいじってました。子供たちに強い口調で、“さっさと歩け! ぐずぐずしてると置いていくぞ”と怒鳴っているのを見かけたこともあります」(近隣の住民)

 今回の事件後、物袋容疑者の父(56才)は「(息子は)子供はそんな好きじゃないはず」と話していたが、どうして彼は“ベビーシッター”という仕事を選んだのだろうか──それには彼の生い立ちが、深く関係していた。

 横浜市内で、自営業の父と、保険の外交員のかたわら、夜は保育所で働く母(50才)との間に育った物袋容疑者。小中と通った公立の学校に居場所はなかったようだ。

「会話はするんですけど、円滑にコミュニケーションを取ることができない子で、いじめられていたわけではないんですが、周囲からも浮いていましたね。友達もほとんどいなかったと思います」(中学の同級生)

 家に帰っても、近隣の住民から煙たがられる存在だった。

「“ふざけんじゃねえ! バカヤロウ!”という物袋容疑者の大声が家の中から昼も夜もなく聞こえるんです。窓を閉めていてもわかるくらいの怒鳴り声で。それが小学校高学年から中学校ぐらいまで、毎日のように続いていました」(同じ団地に住む男性)

 物袋容疑者が、こんな行動を取るようになったのは、母親の影響が強くあったようだ。

「母親は物袋容疑者に向けて“ぐずぐずすんな、さっさとしろ! こののろま! バカ!”とよく怒鳴っていたんです。人前でも所構わず、ですよ。いつもイラ イラしているような人でした。きっと彼は、そんな母親に不満を持ち、対抗するように敵対心を表に出すようになっていったのではないでしょうか」(別の近隣 の住民)

 そんな環境のなか、中学を卒業した物袋容疑者は調理関係の専門学校へ進む。派遣や配送などの職を転々とした後、2012年3月から、横浜市内の保育所で月に3~4日ほどの頻度で働き始めた。

「保育の知識なんて持ち合わせていなかった物袋容疑者がその道を選んだのは、反発する母親を見て、こんな母親でも保育の仕事ができるのなら“自分にもできるはず”という幼稚な発想からだったんだと思いますよ」(物袋容疑者を知る人)

 歪んだ「母子関係」が彼を決して適職とはいえない“保育”の道へと突き動かしたのかもしれない。

※女性セブン2014年4月10日号

(NEWSポストセブン 2014年3月26日)

被害者の山田龍琥(りく)君の母親の山田玲奈さんにネットで非難

物袋勇治被告、ベビーシッターを仲介するサイトで、被害者の山田龍琥(りく)君の母親である山田玲奈さんと知り合って、何度か子供たちを預かっていたようですが、子供たちが帰ってくると、顔が腫れてたり、背中にあざがあったりしたようです。

それでも同じようなサイトで子供を預かってもらったという事実に、当時ネットでは母親に対しての非難がすごかったのですが、これに対して、母親の反論としては、物袋勇治被告ではない人に預けたつもりだったようです。

すなわち、物袋勇治被告は偽名を使い分けていて違う人物を装うという悪質な行為をしていたのです。

 「息子はあんな仕事には向いていなかった。警察の任意の事情聴取から帰ってきたとき、私が『どういうことなんだ。叩いたりしたのか』と尋ねたら、『言うことを聞かない時は、手とか背中を叩いたりしたけど……』と言ったんです」

 実家で取材に応じた容疑者の父親は、淡々とした様子でこう語った。3月18日、自称ベビーシッターの物袋(もって)勇治容疑者(26)が「死体遺棄容疑」で神奈川県警に逮捕された。まだ2歳の尊い命が失われた、なんともやりきれない事件だ。

「山田龍琥(りく)君は、物袋のマンション(埼玉県富士見市)の3LDKのリビングで、裸のままうつぶせの 状態で亡くなっていました。身体に複数のあざがあり、口や鼻の周りには何かで塞(ふさ)がれたような皮膚のただれや変色があった。現場マンションから押収 されたガムテープからは、龍琥君のDNAが検出されているそうです。一緒に預けられた生後8ヵ月の弟も衣服を脱がされ、低体温症の状態で発見された。物袋 が今年1月に預かった別の男児(3)も、背中や両足にやけどを負い病院に運ばれている。今回の事件では、県警は殺人罪を視野に捜査を進めています」
(全国紙社会部記者)

 龍琥君の母親が二人の息子を物袋容疑者に預けたのは14日。ベビーシッターの無料マッチングサイトを通じての依頼だが、預けたのはこの時が最初ではない。

「昨年物袋に預けたところ、帰ってきた龍琥君の頰が腫れ背中にアザができていた。不審に思った母親は物袋に預けるのを避け、別の『山本』という名前のシッターに預けたんですが、その山本こそ偽名を使った物袋だったんです」(同前)

 ホステスをしていた22歳の母親はシングルマザーで、遠縁に当たる年配の男性と同居する形で、4人暮らしだった。
 近隣住民は、自転車の後ろに龍琥君を乗せ、弟を前に抱っこして出かける母子の姿をたびたび見ている。母親が勤めていたスナックのママがため息まじりに言う。

「事件の2週間ほど前、彼女が龍琥クンと一緒に店に来たことがあったんです。とても人見知りで、私がお菓子をあげようとしたら、母親の背中に隠れて『ママに渡して』って言うんです。だからシッターに預けていたと聞いて驚きました」

 物袋容疑者はどんな人物だったのか。父親が訥々(とつとつ)と語る。
「地元中学を卒業したあと、本人が好きだと言うので、調理師の学校に行かせました。卒業後、料理店に勤めた んですが、人と接するのは得意ではなく、長続きしなかった。その後、倉庫内のピッキング作業など派遣でいろいろやった仕事の中に、偶然託児所の仕事があっ て、こっちの業界で働き出したと聞いています」

(FRIDAYデジタル 2014年8月24日)

物袋勇治被告のホームページ「シッターズネット」

(http://news.crime.jp/2014/03/17/saitama-2/)より出典

(http://news.crime.jp/2014/03/17/saitama-2/)より出典

画像ではわかりづらいのですが、シッターズネットの紹介文にはこのように書かれていました。判決後にあらためて読むと、ウソばっかりでびっくりですね。

個人ベビーシッターの活動をしております物袋勇治と申します。個人賠償保険(ベビーシッター用)に加入しもちろん保育士としての経験年数が7年になります。

ベビーシッターは子供が好きだからという単純な理由ではなしえない職業だと思っております。長年の経験を活かしそのお子さん、そのお子さんにあったサポートをして活動しております。

派遣料をはぶき登録料、年会費もありませんのでご利用しやすくなっております。

PCメール、携帯アドレスにご連絡下さい。神奈川県、東京都、埼玉県で活動しております。
ベビーシッターとはありますがお子様の年齢は問いません。

保育園に行ってはいるが流行り病の後半まだちょっとお子様の様子をみたいのでお仕事をお休みしたい時、急に用事が入った時、ちょっと息抜きしたい時等気軽にお声をかけて下さい。
保護者様のご自宅以外にも、シッター宅またはご指定場所でのお預かりなども可能ですので、ご相談ください。

しかも、このシッターズネットの中には預かったたくさんの子ども達との楽しそうな写真が数十枚掲載されていました。物袋被告と一緒に写っている子供たちの事を考えてここには掲載しませんが、こんな事件を起こす人にはとうてい思えません・・・。

さらに、このホームページのスタッフ紹介欄には物袋被告とともに2人の女性が紹介されていました。そのうちのひとりは、もしかしたら、物袋被告の母親?なのでしょうか、未確認なので詳細はわかりません。

(http://news.crime.jp/2014/03/17/saitama-2/)より出典

(http://news.crime.jp/2014/03/17/saitama-2/)より出典

防犯ブザー ライトパール

防犯ブザー 300V電気ショック